ポップなアイキャッチとは真逆の重めな話になってしまいましたが、
どうしても必要だと思ったので、
興味を持ってくださった方が読んでいただければと思います。
デザインと深く関わっていくうち、文章力って大事だなと、痛感する事が多々あります。
デザインってそもそも何?アート?
実は、アートではなく、
デザイン=メッセージ(伝えたいこと)
なんですよね。
いくらお洒落な誌面が作れたとしても、
伝えたかった事が一番伝わらなければ意味がないのです。
依頼された方から原稿をいただいて、
その通りにレイアウトを組むと上手くおさまらない、
もしくは提出しても良い評価をいただけない場合があります。
「より説得力が出るのはどれか?」
私は上に述べたようなことをデザインする上で一番重視しています。
なので、文章を削る、あるいは別の言い回しに変えることもあります。
パソコンの操作は何年か経てば、ある程度使いこなせるようになるものです。
でも色の知識、文化、その中でも特に「言葉」は知ってないと、デザインはできません。
どうしてもそこに時間を費やしてしまいます。
そして、
「言葉には歴史的背景や文化があり、時代と共に変化していく」
ということです。
そこで今回考えたいことが “差別語・不快語”です。
言葉を知っていくキッカケというのは、自分の生まれた環境で決まります。
周囲の人たちが当然のように使い、良くも悪くもそれが当たり前となります。
広告というのは多くの人の目にとまります。
なので、作り手は言葉の言い回し一つで不快になる人もいる、
という事にかなり注意を払わなければいけないのです。
人種・身分、性別、病気、地域…などなど。
少し話は飛びますが、
皆さん、「支那そば」、「支那竹」はご存じでしょうか?
私は名前だけは聞いたことがありますが、食べたことがないのでラーメンかな?位で
どのようなものか知りません。
これも差別用語になるので「ラーメン」や「中華そば」に変えて使うのが良さそうです。
支那竹はメンマのことですよね。
ラーメンはそもそも中国から伝わってきたとされておりますが、
“支那”は中国のごく一部の地域に対して用いられ、
第二次大戦後は差別的な意味合いが含まれるので避けられているそうです。
他にも、スチュワーデス、サラリーマン、老人、外人、成人病…、
上記で取り上げた中で、当たり前のように使ってしまっていたフレーズはありますか?
外国の方との会話シーン。悪意なく使った言葉一つで怒らせて大事になるというのをテレビで見かけたりします。
言葉というのは日々変化します。
https://www.yodobashi.com/product/100000009002640806/
こんな本があるので、読んでみても良いかも知れません。
私も勉強しなおそう。