株式会社タムラ印刷について

圧縮ファイルって何?

皆さんこんにちは^^

「圧縮ファイル」についてお話しようと思います。

圧縮ファイルとは、作成データや、画像、PDFなど、複数のデータをコンパクトにまとめられるファイルのことです。拡張子に「.zip」がつきます。

その便利な圧縮ファイルですが、データを解凍させるとデータ名が意味の分からない記号の羅列になっていた経験はありませんか?

Illustratorを開くと画像のリンクが切れてて、あるはずの画像がない!ということがよくあります。画像の名前が変わっているんです。これは、解凍した時に起こる「文字化け」という現象です。

なぜ「文字化け」が起きる?

原因その①

WindowsとMacの間でそのようなことがよく起こります。「文字コード」の違いによるものです。

そもそも「文字コード」とは?

スマホの絵文字を思い浮かべてみてください。docomoとau間で例えると、絵文字の見た目に違いがありますよね。LINEやメールとかでニコニコマークを送信すると、自分のスマホに入ってるニコニコマークに置き換わります。

でもなかには入ってない絵文字もあり、そんな時は非表示になったりしませんか?

「文字コード」には番号が割り当てられています。それらの「文字コード」は作られた環境や会社(開発元)が違っているということです。

なので、別の文字と認識されたり、当てはまるものがないので文字化けが起きます。

[代表的な文字コード]

・JIS

・Shift JIS

・Unicode

・UTF-8           (掘り下げると沢山あるので省略します)

原因その②

ファイル名やフォルダ名に「特殊記号」が使われている。

パソコンのシステム上、記号そのものに意味を持っているので、それらを名前に使うのはよくないです。

/、¥、|、<、>、,(カンマ)、.(ピリオド)、:(コロン)、;(セミコロン)、&、”、?、、*(アスタリスク)


解決策 ①

名前には半角英数字を使うこと。特殊文字でエラーが出る場合、ファイル名を書き換えるのもありです。

解決策 ②

圧縮・解凍する時は専用のソフトを使う。自分のパソコンで作って、それを自分が開くのなら問題はありません。Mac同士、Windows同士だと標準のそなわってるもので大丈夫だと思います。

圧縮・解凍する時のオススメ

Mac → Windows ・・・「KEKA」 https://www.keka.io/en/

Windows → Mac ・・・「CubeICE」文字化けにめちゃくちゃ強いです! https://www.cube-soft.jp/cubeice/

圧縮・解凍ともに、zipファイルをドロップ&ドラッグでOK!

以前までは解凍する時はこれ、圧縮するときはこれ、などと使い分けていましたが、年々その問題に関しては改良されつつあります。しかし、MacとWindowsではPCが違うので、もともとPCに入っているソフトではなく、こういったアプリを使うのが良いと思います。データを渡す際にこういう問題が起きますので、圧縮ファイルを作るときは十分に気をつけてあげましょう。

上記で紹介したアプリは無料で使うことができますが、有料を購入すると開発した人が喜びます。有料でも料金自体もそんなに高くありません。

アプリによって使えるファイル形式が違っていたりするので、その辺は確認して使ってください。


ファイルが解凍できない

文字化けとはまた違う問題ですが、うまく解凍できない時はこんな原因が考えられます。

・名前が長すぎる。フォルダ名にも文字数に制限があるので名前はできるだけ簡潔に。

・保管先のストレージに空き容量がない

・作られたファイルが古い ※バージョンを上げたのが原因で古いファイルを開こうとすると落ちることもあるようです。

ファイルの破損について

開こうと思ったら壊れていることが時々あります。以下、やりがちなことを書いておきます。

圧縮ファイルを作成中に途中でキャンセルさせてしまう。

 ※正常に完了できていないので、表面的に作られてるようでも壊れてる場合が多い。開こうとするとエラーがでます。

・大きすぎるデータを無理矢理圧縮させる。

 ※2GB以上は壊れます。圧縮できるファイルサイズにも上限があるので、作った時は自身でちゃんと解凍できるか必ず確認しましょう。

気をつけること

何でもそうですが、無料で使えるものや、何か別のところから取ってきたファイルなどは必ずスキャンする様にしてください。ウイルスだったり、パソコンに何かしら不具合が起きる可能性があります。

有料版で使えるものや、アプリでもシェア率の高いもの、頻繁にアップデートしてくれてるものは安心して使うことができます。逆にアプリの更新が止まっているものは要注意です。

また、パスワード付きにすると安全、と思われがちですが、メールを分けたとしても送信元が同じであれば安全とはいいきれません。パスワードを解除するやり方もあるからです。

それでは、また!

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